何もないところから何かを始めるというのは、どんなケースでも本当に大変なことで、まるで大海原でしがみついた1本の枯れ枝に、少しずつ掻き集めた枝葉(えだは)を積み重ね、一艘の舟を造り出すようなものです。
そんな小さな恐怖と、何もないところから始めるという清々しさとのせめぎ合いの中で、日々、準備を進めているところです。
そんな中、新聞で小さなコラムを見つけました。
なんだか、いいな、と思ったのでご紹介します。
写真にあるように、言葉の主は、作家・広告プランナー・ミュージシャンとしてパンクな生き方を示した中島らも氏。
実感として、本当にその通りだな、と思いました。
途方に暮れていると、思いがけない電話やメールでトントン拍子に事が進んだり、予想だにしないおまけのスペースが出てきたリ、はたまた思わぬところで素敵な作品に出合えたりと、感覚を澄ませてみると、あらゆる処に小さな天使が散りばめられていることに気づきます。
まもなくオープンの詳細をお知らせいたしますが、ここに漕ぎつけられたのも、始まりからして本当に小さな天使たちのおかげだと、日々かみしめているところです。